ミニポートどらいばに手を加えて、PC-9821でビックどらいぶなHDを使う


検証

 ミニポートどらいばに手を加えたあと、ヘッド数=252、セクタ数=255 相当のフォーマットを行なうために作成したこのフォーマッタ (旧version)を使用して、98GB,16GB(4KB/sector),77GB の3つのパーティーションを作成します。
このフォーマッタは、IDEボードのBIOS設定をBIOSを使用しない、デバイススキャンなし、DISK BIOS で使用しないにしておいた場合に、最初に検出された1台のHDのみに対してフォーマット操作ができる。
この環境以外の場合は、既存のHDからのMBR抜き出し機能しか働かない。

 フォーマットののち、32GB超でもBIOSがフリーズしない環境であることを確認し、
接続しているドライブのIDEボードのBIOS設定をBIOSを使用するに設定し、ビッグどらいぶ認識で使用しようするドライブに関して、デバイススキャン有り、DISK BIOS で使用しないにして、Windows を起動すると、3つのドライブが使用可能となっている。
98GB,16GB,77GB の3つのパーティーションが作成されている画面

 その後、98GBのドライブに、24MBのファイルを1つコピーします。このファイルをファイル名を変えて、4413ファイル、同じドライブにコピーしました。そのファイルのCRCをちぇっくすることにより、ミニポートどらいばの動作を確認することができると考えられます。全ファイルのCRCをチェックしたところ、このように全て、一致していました。

 次に、128GB境界にある、77GBのドライブに同じファイルを1つコピーしたあと、同じように、ファイル名を変えて 3342ファイルをコピーしようとしたところ、ファイルが書きこみできないエラーが発生したので、バグを取り、続行したところ、このように1つのファイルのCRCが異なっていました。

 さらに、16GBのドライブに、77GBのドライブのファイルを16GBだけコピーしたところ、そのファイルのCRCは、このように77GBのドライブのものと一致していました。

 CRCが異なっていたファイルは、画面を見ると、書きこみできないエラーが発生したときのものだったので、常に128GB境界にあるファイルは壊れるのか、それとも、既に修正済みのバグによるものだったのか確認するために、パーティーションを再作成して確認することにしました。

 全パーティーションを消去したあと、126GB,10GBの2つのパーティーションを作成します。128GB境界にある、フォーマット直後の10GBのドライブにスキャンディスク(標準+システム領域クラスタの検査)を行ったところ、特に異常なしでした。

 この10GBのドライブに24MBのファイルを1つコピーしたあと、同じように、ファイル名を変えて 440ファイルをコピーしたところ、そのファイルのCRCは、このように一致しました。 また、この時に、126GB,10GBの2つのパーティーションのスキャンディスク(標準+システム領域クラスタの検査)を実行したところ、異常 なく 終了したので、128GB境界にあるファイルが常に壊れることはないこと、128GBを超えてアクセスしてもラップラウンドして0GBをアクセスするようなことはないと判断しました。


おまけ

 これで、ハードディスクのアクセス速度と容量が両立できる目途がたった。よかった。よかった。 ビックどらいぶでなければ、BOOT 可ですしね。ただ、SCANDISK,DEFRAG が1論理ドライブ当り、128GB超だと使えないので、127GB以下の論理ドライブがハードディスクの容量分だけ並びますがね。